「かちまい」記者の逆取材シリーズ。今回、逆取材させていただいたのは、写真記者(カメラマン)の小山田竜士さん(27)です。「かちまい」には写真記者が3人います。最若手の小山田さんの横顔を覗いてきました。
― 写真記者ってどんなお仕事ですか?
担当エリアがあるわけではなく、多い時には3~4か所、陸別から広尾まで十勝のあちこちを取材で走り回っています。時間との戦いで、プレッシャーはありますが、狙い通りの写真が取れた瞬間はうれしいです。
写真ってシャッターを切る一瞬のタイミングの違いで表情が変わるんです。それが難しさでもあり、面白さでもありますね。「かちまい」は顔の見える新聞と言われますが、自分もその人“らしさ”が伝わる写真を撮りたいと思っています。
― 足寄町ご出身なんですね。
中学生まで足寄町で過ごし、北見市内の高校、兵庫県内の大学を卒業後、大阪の民放テレビ局に入社しました。編成部というところで、放送スケジュールの管理や視聴率分析を担当していました。知り合いから「記者に向いてそうだね」と言われたことを真に受けて(笑)、記者を目指すようになりました。いつか地元に戻ろうと思っていて、2018年に「かちまい」に入りました。
― テレビ局と新聞社で違いを感じることはありますか?
テレビ局では、1つの番組にスポンサーや出演者、ディレクター、営業など、多くの人が関わっています。新聞は基本、記者一人で取材する孤独な戦い。でも、取材相手との距離感や関係性は新聞の方が近いですね。
― 仕事以外はどんなことをしていますか?
大阪にいたころの趣味は立ち飲み屋巡りでした。帯広には立ち飲み屋があまりない気がします。お酒はハイボールが好き。食べ物はお寿司ですね。一人で回転ずし店に行くこともあります。休みの日は家でのんびり過ごすことが多く、「男はつらいよ」シリーズを観るのも好きです。